PFLT
PennantPark Floating Rate Capital固定金利ではなく変動金利の融資に絞り込み、金利が上がる局面で受取利息がそのまま増える組み方をとる。似た事業開発会社の中でも、金利上昇を追い風に変えられる構えの違いが際立つ。
銀行の与信基準から外れがちな中堅企業を選び、金利が動けば受取利息も動く融資を組んで並べる。集めた資金と借入を元手に多数の先へ貸し分け、受け取る利息と調達コストの差を積み上げていく。
貸す相手はもともと銀行が敬遠した企業群で、不況では真っ先に返済が滞る側になりやすい。制度上、稼いだ利益の大半を配当に回すため内部に厚みが残らず、焦げ付きの穴を自前でふさぐ余地が乏しい。
貸付先を一社に集めず薄く広く分散し、焦げ付きが出ても全体への響きを抑える運び方をとる。分配の原資は毎月の利息収入から賄い、増資と借入で貸せる額を積み増していく。
金利の水準そのものより、貸した先が期限どおりに返せるかどうかが数字を動かす。資金の調達コストが上がれば積み上がる差は薄くなり、貸付先が景気に弱ければ焦げ付きが業績へ直に跳ねる。
この会社をどう読むか
PennantPark Floating Rate Capitalという名前を見ると身構えるが、やっていることは単純だ。銀行が貸したがらない中堅企業にお金を貸し、その利息で稼ぐ。
自前の工場も店舗も持たず、集めた資金と借入を元手に、多数の企業へ融資を振り分けることそのものが事業になっている。金利が上がれば受け取る利息も増える変動金利の仕組みを選び、稼いだ利息の多くを毎月の配当として株主に戻す。事業の実態は「誰にいくら貸しているか」という一覧表そのものであり、決算のたびにその中身の健全さが問われる。
バランスシート (要約)
資産 $2.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.1B(37%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$123M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 6.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$721M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $112M
- 配当性向
- 168.1%
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