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PhenixFIN2021年に外部委託の運用体制をやめ、投資判断も管理も自前の少人数チームで回す形へ切り替えた。加えて宝飾品担保融資や飲食チェーン、保険持株会社まで自ら運営する幅は、中堅企業向けのBDCではまず見かけない。
企業価値$25M〜$250M規模の未公開企業への担保付き融資の利息が主な入り口で、保有株式の配当や各種手数料も加わる。さらに傘下のFlexFINが宝飾品を担保にした融資を、NVTNが観光地の飲食チェーンを営む。2024年10月に約8割を取得したThe National Security Groupは生損保の引受会社だ。
保有する債権の多くは投資適格に届かない格付けか無格付けで、景気が傾けば貸し倒れが損益へ直行する。2025年9月期には実現損$11.9Mを計上した。融資以外の事業を抱える分、貸出先の業況だけでは測れない揺れも背負う。
稼いだ分は還元より、融資と傘下事業への再投資へ向かう。CEOのDavid LorberとCFOのEllida McMillanが率いる少人数のチームが、貸出先の選定から保有資産の管理までを担う。
貸出先の返済状況と、法律が求める資産カバー率200%以上の維持に依存する。2025年9月末は207.8%で、余裕はあるが厚くはない。
この会社をどう読むか
PhenixFINの肩書きは、中堅企業に金を貸す投資会社だ。ところが傘下には、宝飾品を担保に取る質屋のような融資会社と、観光地のレストランチェーンと、生命・損害保険の引受会社が並ぶ。本業はあくまで企業価値$25M〜$250M規模の未公開企業への担保付き融資で、その利息が収入の中心になる。
2025年9月末のポートフォリオは評価額$302.3M。5段階の社内評価では上から2番目の区分が91.5%を占め、返済はおおむね回っている。ただし低格付けと無格付けを中心に据える運用のため、同じ期に実現損$11.9Mも出た。融資以外の雑多な事業を抱えることが、利益の振れをさらに大きくしている。
バランスシート (要約)
資産 $317M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $161M(51%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$7M
- 長期借入金$148M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 2.6%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$67M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $3M
- 配当性向
- 69.5%
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