PIII
P3 Health Partners診療所を建てて医師を雇う代わりに、地域の開業医をそのまま網へ組み入れる。出来高で報酬を得る一般の診療とは逆に、定額を先に受け取り、医療費を抑えた分が利益に変わる。
公的な高齢者向け医療保険を運営する保険会社と契約し、担当する患者一人あたり毎月決まった額を受け取る。その範囲で医療費を賄いきれれば差額が利益になり、地域の開業医と組んで診療網を広げている。
4社の保険会社との契約が売上に占める割合は、2024年12月期の59%から2025年12月期には75%へ上がった。少数の相手が業績の大半を決める構図が強まっている。想定より重い病気が重なれば、受け取る定額を超えて医療費がかさむ。
特別買収目的会社との合併で株式を公開した経緯を持ちながら、経営陣は医師出身者が中心。開業医との提携を広げつつ、契約先の保険会社を分散させることに取り組んでいる。
受け取る一人あたりの月額と、実際にかかる医療費の差がすべてになる。契約先の保険会社は数社に集中しており、その意向や契約条件の変更がそのまま数字に響く。
この会社をどう読むか
P3 Health Partnersのもとは、2020年に設立された特別買収目的会社だ。2021年12月に医療事業の持株会社と合併して生まれ、いまも本体は事業を担う子会社を46%しか直接保有しないUp-Cという形をとる。
事業そのものは、公的な高齢者向け医療保険を運営する保険会社から患者一人あたり定額を受け取り、地域の開業医と組んでその範囲に医療費を収める仕組みだ。ただし2025年12月期は、契約する4社だけで売上の75%を占め、前の期の59%から一段と高まった。少数の相手への依存が年々強まっている。
バランスシート (要約)
資産 $657M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$25M
- 他の流動資産$108M
- 固定資産$524M
- 流動負債$545M
- 長期借入金$228M
- 短期借入金$45M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.5B
- 売上成長率
- −2.8%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −18.5%
- 純利益率
- −10.1%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$91M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- −6.3%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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