PLG
Platinum Group Metals同業の多くがすでに生産段階にあるのに対し、この会社はまだ開発の入口に立っている。南アフリカ特有のBEE規制への対応を、権利の維持条件として正面から抱えている点も他の地域の鉱山会社と違う。
収益と呼べるものはまだない。南アフリカのWaterberg鉱区で、白金・パラジウム・ロジウムを含む鉱床の開発権を持ち、共同事業体を通じて鉱山として立ち上げる準備を進める段階にある。生産が始まるまでは、増資や借入で資金をつなぐしかない。
収益がないまま開発費だけが先行するため、資金は増資に頼りがちで株式の希薄化が続きやすい。BEE株主比率などの現地規制の要件を満たせなければ、鉱区の権利の維持自体が揺らぐ。白金族金属は排ガス触媒向けの需要が大きく、電気自動車の普及で長期の需要が細る懸念もある。
掘ることよりも、権利をつなぎ止めることに手間がかかっている。BEE要件を満たす提携構造を組み立て、生産が始まるまでの開発資金を確保することに時間の大半が割かれている。
南アフリカの鉱業憲章は、鉱区の権利者に一定割合以上の黒人経済参画(BEE)株主を持つことを義務づけている。この条件を提携先とともに満たし続けられるかが、鉱区の権利を保てるかに直結する。白金族金属の相場と、開発資金を調達できるかにも懸かる。
この会社をどう読むか
鉱山会社の値打ちは普通、埋蔵量と相場で測る。Platinum Group Metalsの場合はそこに一つ条件が加わり、しかもその条件のほうが先に効いてくる。
南アフリカの鉱業憲章は、鉱区の権利者に黒人経済参画の株主構成を義務づけており、これを保てなければWaterberg鉱区の開発権そのものが揺らぐ。まだ一グラムの白金も売っていない会社にとって、相場が良いことは救いにならない。現地の制度要件を満たせなければ、そもそも鉱山にたどり着けないからだ。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
PLG の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…