
PLRX
Pliant Therapeuticsインテグリンという細胞表面の受け皿に結合する分子を15,000種以上ためた自前の探索基盤を持つ。だから狙う病気を、肺からがんへ丸ごと移し替えることができた。
承認された薬はまだ一つもなく、売上らしい売上は立っていない。主力候補のPLN-101095は、免疫チェックポイント阻害薬が効かなくなったがん患者に併せて飲ませる薬だ。
前の主力だった肺線維症の薬は、副作用の出方が投薬群と偽薬群で偏ったとして2025年3月に第2b相試験が打ち切られた。同じつまずきが新しい候補で起きれば、賭ける先がまた無くなる。収入がないまま増資を重ねれば希薄化も進む。
見込みの薄い候補は早めに畳み、残った現金を有望な一本に寄せる。試験の結果が出るたびに、開発の並び順を組み替える身のこなしをする。
次の試験で効き目と安全性を示せるかどうかが、この会社の将来をほぼ決める。そこまで開発を続ける現金をどれだけ持つかも、同じくらい重い。
この会社をどう読むか
Pliant Therapeuticsは長く肺線維症の薬の会社として見られてきたが、その看板は2025年3月に降りた。副作用の出方に偏りが見つかり、主力だった候補薬の第2b相試験が打ち切られたためだ。
いま前面に出ているのは、免疫チェックポイント阻害薬が効かなくなったがん患者に併せて飲ませる別の薬だ。狙う病気をここまで大きく移し替えられるのは、インテグリンに結合する分子を15,000種以上ためた探索基盤があるからだ。ただしその身軽さは、裏返せば単一事業の危うさでもある。次の候補が同じようにつまずけば、また賭け直しになる。
バランスシート (要約)
資産 $225M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $181M(80%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$45M
- 他の流動資産$151M
- 固定資産$29M
- 流動負債$16M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $0
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −82.4%
- ROIC
- −68.2%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$128M
- フリーCF
- −$129M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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