
PLX
Protalix BioTherapeutics動物細胞の培養が当たり前のバイオ医薬の世界で、植物細胞由来のたんぱく質をFDAに通したのは今もこの会社だけ。同じ酵素補充療法でも、作り方そのものが他社と違う。
ゴーシェ病の薬Elelysoはブラジルを除く全世界の販売権をファイザーに渡し、原薬を供給する対価を受け取る形にしている。ファブリー病の薬Elfabrioも同じくChiesiと独占契約を結んでおり、自社は開発と製造に軸足を置く。
希少疾患の薬は対象の患者数が元々少なく、承認まで漕ぎ着けても売上の天井が低い。販売を提携先に委ねている分、相手が力を入れなくなれば収入がそのまま細る。
販売は大手に任せ、限られた資金を自社の製法と新しい候補の臨床試験に集中させる。株主還元より研究開発を優先し、手元の現金はPRX-115など早期の候補に回している。
ファイザーとChiesiがそれぞれの薬をどれだけ売るかで、入ってくる対価が決まる。加えて痛風を狙う新候補PRX-115のフェーズ2試験が結果を出せるかどうかが、次の成長の有無を分ける。
この会社をどう読むか
Protalix BioTherapeuticsは「植物から薬を作る会社」と紹介されるが、これは比喩ではない。動物細胞の培養が主流のバイオ医薬品で、植物細胞を使った製法でFDA承認を取ったのは、今もこの会社が最初で唯一だ。
承認された2つの薬は、どちらも販売を大手に委ねている。ゴーシェ病のElelysoはファイザー、ファブリー病のElfabrioはChiesiが売り、自社には原薬の供給と契約上の対価が入る。売る力を外に預けている分、次の一手である痛風薬PRX-115の試験結果に、会社の先行きが強くかかっている。
バランスシート (要約)
資産 $82M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $48M(59%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年分
- 現金・現金同等物$15M
- 他の流動資産$52M
- 固定資産$16M
- 流動負債$27M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $53M
- 売上成長率
- −1.2%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −10.4%
- 純利益率
- −12.5%
- ROE
- −13.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$12M
- フリーCF
- −$14M
- 営業CFマージン
- −22.7%
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
PLX の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…