PROK
ProKidney薬を投与するのではなく、患者の腎臓を少量生検し、そこから選び出した細胞を育てて同じ腎臓へ戻す。本人の細胞なので移植と違って免疫抑制剤が要らず、進行した慢性腎臓病でPhase 3にいる細胞治療は他にない。
まだ売る製品がない。主力候補のリルパレンセルは承認前で、収入ではなく試験の進捗が企業価値そのものになっている。
患者ごとに細胞を培養して戻す製法は量産が効かず、一人あたりの製造費が重い。承認まで4年近く売上がないため増資が続きやすく、その分だけ既存株主の持ち分は薄まる。試験が外れれば残るものは少ない。
資金を試験の完遂に一点集中させる開発型の運営で、手を広げない。米国で3,700万人以上とされる慢性腎臓病のうち、まずは糖尿病を併発した中等度から重度の層に的を絞っている。
Phase 3のPROACT 1試験がすべてを決める。腎機能の指標については2027年第2四半期、命や透析までの時間を見る確認指標については2029年後半に結果が出る予定になっている。
この会社をどう読むか
ProKidneyの治療は、飲む薬とも移植とも違う。患者の傷んだ腎臓から組織を少しだけ取り、その中から選び出した細胞を工場で増やし、外来の短い処置で同じ腎臓へ戻す。
2025年5月に終えたPhase 2試験では、24人の投与群で腎機能の年間低下幅が5.8から1.3へと緩み、投与前と比べて78%の改善が示された。ただしこれは二つある投与群の一方の結果だ。この手応えをPhase 3で再現できるか、そして2029年の確定データまで資金が保つかが、この銘柄の中身のほぼすべてになる。
バランスシート (要約)
資産 $336M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$109M
- 他の流動資産$172M
- 固定資産$55M
- 流動負債$31M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $893K
- 売上成長率
- 1075.0%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$120M
- フリーCF
- −$135M
- 営業CFマージン
- −13451.0%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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