PRPL
Purple Innovationコイルばねやメモリーフォームが並ぶ売り場に、格子状のゲルという別の原理を持ち込んでいる。この素材は病院のベッドや車椅子向けに30年以上使われてきたもので、2022年に買収したIntellibedも同じ技術の系譜にある。
体圧を分散させる格子状のゲルを使ったマットレスや枕を作り、自社サイトと直営ショールーム、それに寝具の量販店という三つの経路で売る。2025年は直販が売上の55.8%で、前年の58.1%から卸へ少し重心が移った。
直営ショールームは2023年末の60店から2025年末に55店へ減った。寝具は通販の新興から老舗まで参入が多く、名前を覚えてもらうための広告費が常に利益を削る。
素材の特許と自社の生産設備を抱え込み、通販・直営店・卸の配分をどう組み替えるかで結果を作りにいく。店舗については今後も増やす方針を示しており、畳む方向には振れていない。
マットレスは高額で買い替えの間隔も長いため、消費者が大きな買い物にお金を回せるかどうかで注文が振れる。売り場の中心は量販店の陳列で、卸先との関係が細ると棚から消える。
この会社をどう読むか
Purple Innovation は通販発の新興マットレスブランドに見えるが、売り物の中身は病院のベッドと車椅子のために作られた素材だ。体を点でなく面で支えるゲルを格子状に成形し、そのまま寝具へ持ち込んでいる。
直販の比率は2025年に55.8%へ下がり、直営ショールームも2023年末の60店から55店になった。素材そのものは他社に真似のできないものである一方、それをどこで売るかはまだ揺れている会社だといえる。
バランスシート (要約)
資産 $296M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$24M
- 他の流動資産$112M
- 固定資産$160M
- 流動負債$102M
- 長期借入金$127M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・FCF/有利子負債 (自由に使える現金で借金の何割を1年で返せるか)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $469M
- 売上成長率
- −3.9%
- 粗利率
- 40.2%
- 営業利益率
- −9.2%
- 純利益率
- −11.0%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$34M
- フリーCF
- −$42M
- 営業CFマージン
- −7.2%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
PRPL の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…