PRSO
Peraso扱いの難しいミリ波という帯域に絞り込み、半導体単体でなくアンテナと組み合わせた部品まで手がける。製品の販売、受託開発、特許の使用許諾と、同じ技術から三通りの収入を取る構えも小型の半導体会社では珍しい。
24ギガヘルツから71ギガヘルツの帯域を使う無線半導体とアンテナ部品を、光回線の届かない場所への高速無線や次世代の通信網向けに売る。あわせて、他社の設計を請け負う受託開発と、自社の特許の使用許諾でも収入を得ている。
ミリ波の市場そのものがまだ立ち上がりの途中で、通信事業者の投資が遅れれば需要も遅れる。旧事業の記憶用半導体を2025年3月までに手じまいしたため、ミリ波が伸びなければ売上を支える別の柱がもう残っていない。
旧事業を畳んで人も資金もミリ波へ寄せ、工場を持たない身軽さで固定費を抑える。製品が本格的に売れるまでの間は、受託開発と特許の使用料で細くつなぐ運転になる。
ミリ波を使う無線機器を作るメーカーがどれだけ増えるかで売上の伸びが決まる。自前の工場を持たないため、製造を任せる外部の工場をつなぎ止められるかどうかも供給の前提になる。
この会社をどう読むか
Peraso(ペラソ)は無線半導体の専業に見えるが、もとは記憶用半導体を売るモーシスという別の名前の会社だった。
2021年12月にカナダ・オンタリオ州の無線半導体会社ペラソ・テクノロジーズと合併して社名を変え、ミリ波と呼ぶ高い周波数帯へ軸足を移した。記憶用半導体の出荷は2025年3月までに終えており、退路を断って新しい帯域の需要が立ち上がるのを待っている状態にある。
バランスシート (要約)
資産 $6M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $5M(76%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$3M
- 他の流動資産$3M
- 固定資産$611K
- 流動負債$1M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $12M
- 売上成長率
- −16.3%
- 粗利率
- 58.0%
- 営業利益率
- −39.0%
- 純利益率
- −39.0%
- ROE
- −102.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$6M
- フリーCF
- −$6M
- 営業CFマージン
- −46.0%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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