QTRX
Quanterix普通の検査では見えない濃度のタンパク質を血液から拾える感度が土台にある。そこにAkoyaの組織を丸ごと調べる技術を重ね、血液と組織の両側から病を捉えようとしている。
一分子単位でタンパク質を捉えるSimoaの装置と、検査のたびに減る消耗品を研究機関や製薬会社に売る。設置台数は2,500台を超え、自社の認定検査室で受託の検査サービスも手がける。
研究予算が細れば装置の新規導入は止まり、消耗品の伸びも鈍る。2025年後半に取締役4人が交代し、2026年1月には最高経営責任者も替わったばかりで、買い集めた技術をまとめきれなければ描いた絵が崩れる。
2025年後半から取締役会と経営陣を大きく入れ替え、買収で技術を足す路線に舵を切った。一つの装置を売る会社から、複数の技術を束ねる検査会社への転換を急いでいる。
研究機関の予算と、買収したAkoya事業をどこまで束ねられるかに懸かる。2026年1月にFDAへ届け出たアルツハイマー病の血液検査が通るかどうかも、次の柱が育つかを決める。
この会社をどう読むか
Quanterixの直近1年は、装置の話より人事の話のほうが多い。2025年後半に取締役4人が退き、そのなかには創業科学者のDavid Waltも含まれる。2026年1月には最高経営責任者も交代した。
同じ時期に、2025年7月のAkoya Biosciences買収で組織を丸ごと調べる技術を取り込んだ。2026年1月には、前年11月に公的保険の参照価格が付いたアルツハイマー病の血液検査をFDAへ届け出た。研究機器の会社から診断の会社へ移れるかどうかが、いま試されている段階だ。
バランスシート (要約)
資産 $419M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $296M(71%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$30M
- 他の流動資産$182M
- 固定資産$207M
- 流動負債$75M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $139M
- 売上成長率
- 1.1%
- 粗利率
- 46.8%
- 営業利益率
- −90.4%
- 純利益率
- −77.1%
- ROE
- −36.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$77M
- フリーCF
- −$80M
- 営業CFマージン
- −55.6%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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