QUIK
QuickLogic設計図を自動で生成する社内ツール Australis を持ち、顧客が自力でeFPGAを組み込めるようにしている点が、チップを売り切る半導体メーカーと違う。放射線に耐える回路など、信頼性を長く求められる領域にも人手を割く。
書き換え可能な回路を積んだ自社チップの販売と、同じ回路技術(eFPGA)を他の半導体メーカーへ貸す使用料の二本立て。工場は持たず、製造も組み立ても外部の工場に任せる。
書き換え可能な半導体の市場は桁違いに大きい専業メーカーが押さえており、規模の差は縮まらない。設計図の使用料は契約単位で入るため、大口の商談がずれ込むだけで四半期の顔つきが変わる。
稼いだ分は次の設計と、対応できる製造プロセスの拡張に回す。Intel 18A のような先端から350nmの旧世代まで幅広く残し、古い世代を切り捨てないことで長寿命の顧客を抱え込む。
航空宇宙や防衛、産業機器のように、機器が10年20年と使われ続ける用途に支えられている。設計図を借りて自社チップに組み込む半導体メーカーをどれだけ増やせるかで、この先の伸びが決まる。
この会社をどう読むか
客が二種類いる。長く動き続ける装置を作る防衛や航空宇宙の会社はチップを買い、半導体メーカーのほうは同じ回路の設計図だけを借りていく。
1988年にシリコンバレーで生まれ、自前の工場は最後まで持たなかった。設計図を自動で組み立てる Australis というツールが、顧客に自力で回路を埋め込ませる余地を作っている。規模で専業大手に並ぶ道はないが、売り物を二つ持つ形で生き残ってきた。
バランスシート (要約)
資産 $45M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $22M(50%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$19M
- 他の流動資産$5M
- 固定資産$21M
- 流動負債$21M
- 長期借入金$926K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- —
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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