RCI
Rogers Communications通信網の運営に、放送とプロスポーツ球団の保有まで組み合わせている点は、通信専業の同業とは事業の幅が異なる。野球のブルージェイズを丸ごと所有し、MLSEを通じてメープルリーフスやラプターズにも及ぶ持ち分は、通信会社としては異例の広がりだ。
携帯電話とケーブルテレビ・インターネットの月額料金が稼ぎの大半で、カナダの無線市場では契約者数でも売上でもおよそ3分の1を占める。2025年7月にMLSEの持ち分を75%へ引き上げ、球団の経営とその放送収入も加わった。
カナダの通信市場はほぼ行き渡っており、大手同士の値引き競争が利幅を削る。次世代の通信網には絶えず設備投資が要り、球団への大型投資を重ねてきたため、金利が上がると借入の負担が重くのしかかる。
安定した配当を続けながら、通信網への投資とスポーツ・メディアへの拡大を同時に進める。球団買収で膨らんだ借入をどう抑えるかが、当面の経営課題になっている。
通信の加入者数と月額料金の水準を保てるかどうかで、業績のほとんどが決まる。2037-38年シーズンまで延長したアイスホッケーの全国放送契約と、傘下に収めた球団の集客が、メディア側の伸びを決める。
この会社をどう読むか
Rogers Communicationsは、カナダ最大手の携帯電話会社という顔だけでは説明がつかない。2025年7月にMLSEの持ち分を75%へ引き上げ、メープルリーフスやラプターズの支配権を握った。
以前から丸ごと持つ野球のブルージェイズと合わせ、トロントの主要球団はほぼこの通信会社の傘下にある。ただし拡大の原資は借入で、伸びの鈍った通信市場と重い金利を抱えながら興行の果実を待つ形になった。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
RCI の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…