Arcus Biosciences は、体の免疫を使ってがんを攻める複数の新薬を開発する、臨床段階のがん専門バイオだ。
最大の強みは、複数の候補をそろえて組み合わせて使う発想と、大手製薬との早くからの提携にある。一つの薬に賭けず、相乗効果で成功の確率を高める設計を取る。一方で主力候補の試験が失敗すれば価値の大半が一度に失われ、競合の極めて多い分野で先を越される恐れも大きい。提携の打ち切りや新株発行による持ち分の希薄化も弱みになる。RCUS を読むときは、主力候補の試験結果と大手との提携、手元資金を軸に見るとよい。

