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Chicago Atlantic Real Estate Finance担保に取れるものの幅が変わっている。建物や設備だけでなく、その州でしか発行されない営業免許そのものを押さえられる。更地からの新規建設には貸さず、すでに稼働して利益の出ている施設に絞る選び方も、この業界では守りに寄っている。
州の認可を受けた大麻の栽培業者や小売業者に、不動産や設備、売掛金、営業免許を担保として第一順位で貸し付け、利息を受け取る。連邦法が違法のままである以上、通常の銀行は貸しにくく、借り手が払う金利にはその分が乗る。
大麻の卸値が崩れて借り手の採算が悪化すれば、返済が滞るのと同時に担保の値も下がる。融資は一件あたりが大きいため、一社の焦げ付きでも数字に穴が開く。逆に連邦法が緩んで銀行が参入してくれば、高めの金利を取れる理由のほうが消える。
投資の判断は社内ではなく、外部の運用会社である Chicago Atlantic REIT Manager の投資委員会が下す外部委託型。利益の大半が配当として出ていくため、手元に貯めて再投資する力は弱く、規模を広げるには増資が要る。
返ってくるかどうかは、借り手の農場や店が回り続けるかと、担保に取ったものに値がつくかで決まる。REITとして課税を免れる条件を満たし続ける必要もあり、稼ぎの大半は配当として出ていく。
この会社をどう読むか
大麻はコロラドやカリフォルニアなど多くの州で合法だが、連邦法ではいまも違法薬物のままだ。この食い違いのせいで、栽培も販売も州の認可を受けた事業者ですら、銀行からはほとんど金を借りられない。
Chicago Atlantic Real Estate Finance は、その空白に入って貸す会社だ。不動産や設備、州の営業免許を担保に取り、借り手に選択肢が少ない分だけ高めの金利を受け取る。ただし借り手が傾けば返済と担保の値が同時に痛み、逆に連邦法が緩んで銀行が参入すれば、高い金利を取れる根拠のほうが消えてしまう。
バランスシート (要約)
資産 $425M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $308M(72%)。
自己資本と借入のバランスは同業の平均より良い
- 現金・現金同等物$15M
- 長期借入金$49M
この判定で見た指標: 自己資本比率・D/E。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 11.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $29M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $44M
- 配当性向
- 121.8%
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