RETO
ReTo Eco-Solutions新しい原料を掘るのではなく、他社が捨てる廃材を仕入れて建材に変える。しかもその変換に使う機械まで自社で作って売るので、普通の建材メーカーとは順序が逆になっている。
工場の排出物や採掘の残りかすといった廃材を仕入れ、れんがや舗装材に加工して売る。あわせて、その加工に使う製造機械も自社で組み、同業の工場へ納めている。
2023年から2025年まで3期続けて最終赤字で、2025年12月期には機械設備に約$0.7Mの減損を計上した。中国の不動産不況が長引けば建材の受注そのものが細り、普通の建材との値下げ競争が薄い利幅をさらに削る。
2025年4月に英領バージン諸島の会社MMBの株式51%を取得して事業の幅を広げた。だがその子会社の赤字が止まらず、同じ年の12月末にのれん約$8Mを全額償却している。手を広げては引き返す動きが続く。
中国国内の建設と道路整備の量、そして廃材を安く仕入れ続けられるかで受注の規模が決まる。排出物の出し手である工場や鉱山とのつながりを保てるか、地方政府がリサイクル建材を奨励し続けるかも効いてくる。
この会社をどう読むか
ReTo Eco-Solutions は、捨てられた工場の排出物や採掘の残りかすを、れんがや舗装材に焼き直して売る中国の工場だ。環境配慮を掲げる素材会社という響きは堅実そうに聞こえるが、直近3期の連続赤字がその印象を裏切る。
建材だけでなく製造機械まで売る二段構えは面白いものの、機械は一度納めれば次の注文が続きにくい。中国を拠点にナスダックへ上場する外国企業で、2025年に買った子会社ののれんを同じ年のうちに丸ごと落としており、事業を広げる試みが利益に結びついていない。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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