RFL
Rafael Holdings自社で新薬を一から作るのではなく、有望な開発段階の会社に過半出資して育てる手法を取る。かつて本業だった不動産も、エルサレムのビルの持ち分だけを手元に残している。
主力は希少疾患ニーマン・ピック病C型の治療薬Trappsol Cycloの開発で、2025年3月に開発元のCycloを買収して自社の治験にした。ほかにもLipoMedixやCornerstone Pharmaceuticalsといった開発段階の会社に過半出資しており、株式価値の上昇に賭けている。
出資先はどこも収入がないか乏しい開発段階の会社ばかりで、Trappsol Cycloの治験がつまずけば抱えている株式価値がまとめて目減りする。分散して出資しているぶん、どれか一つが評価されても他の失敗に相殺されやすい。
創業家のHoward S. Jonas氏が会長兼CEOを務め、一族に近い投資体RP Financeとも資本でつながる。出資先を広く増やすよりも、Trappsol Cycloの開発に資金を絞り込む方向へ転じつつある。
頼みの綱はTrappsol Cycloの最終段階の治験で、これが承認まで届くかどうかが会社の価値を大きく動かす。エルサレムに残る商業ビルの賃料と、創業家ゆかりの投資体RP Financeからの分配も下支えになる。
この会社をどう読むか
Rafael Holdingsは社名だけでは中身の見えない会社だ。もとは不動産で出発し、いまは希少疾患やがんの薬に出資する持株会社に姿を変え、エルサレムにある商業ビルの持ち分だけが名残として残る。
主軸に据えるのは、希少疾患ニーマン・ピック病C型の治療薬Trappsol Cycloである。2025年3月に開発元のCycloを買収して自社の治験として進めており、ほかにも複数の開発段階の会社に出資している。どれかが実を結べば大きく報われるが、裏を返せば承認前の薬にまとめて賭けている状態でもある。
バランスシート (要約)
資産 $114M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $94M(83%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$53M
- 他の流動資産$4M
- 固定資産$57M
- 流動負債$12M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $917K
- 売上成長率
- 44.0%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −32.3%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$19M
- フリーCF
- −$19M
- 営業CFマージン
- −2063.7%
- 現金ランウェイ
- 約3年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
RFL の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…