RGR
Sturm Ruger銃身や機関部の元になる鋳物と金属射出成形部品を、外注せず自社の鋳造部門で作っている。製品のほぼ全量を米国内で生産し、部品調達まで国内で完結させている点が、海外生産に頼る同業との違いになる。
ライフル、ピストル、リボルバーなどを米国内の自社工場で設計・製造し、卸売業者を通じて販売店に届ける。2025年はライフルが$338.2M、ピストルが$141.9Mで、リボルバーは$39.2Mまで縮んだ。輸出は売上の5%にとどまる。
規制強化への懸念から駆け込み需要が起きた後は、反動でしばらく販売が冷え込むという波を繰り返してきた。リボルバーのように一つの製品分類が長期で細っていくとき、新しいライフルやピストルの型でその穴を埋められるかが問われる。
鋳造から組み立てまで自前で抱える垂直統合を守りながら、2025年にケンタッキー州の工場を買って生産拠点を増やした。株主への還元は続けているが、拡大は借入に頼らず手元の利益の範囲でやる進め方をとる。
銃の需要は新製品の出来だけでなく、規制強化の見通しや事件報道といったその時々の社会の空気で大きく振れる。2025年7月に取得したケンタッキー州ヘブロンの工場をどこまで立ち上げられるかも、今後の供給力に効く。
この会社をどう読むか
Sturm Rugerと聞いて回転式拳銃を思い浮かべる人は多い。だが2025年の売上を見ると、リボルバーは$39.2Mで、2023年の$72.5Mから3年で半分近くまで落ちている。代わって主な収益源になっているのはライフルの$338.2Mで、会社全体の6割を占める。
製品構成は入れ替わっても、作り方の骨格は1949年の創業から変わっていない。銃の部品の元になる鋳物と金属射出成形部品を外注せず自社で作り、ほぼ全量を米国内で生産する。2025年7月にはケンタッキー州ヘブロンの工場を取得して一部のライフルの生産を移しており、内製の範囲を広げる方向に手を打っている。
バランスシート (要約)
資産 $342M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $284M(83%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$18M
- 他の流動資産$193M
- 固定資産$130M
- 流動負債$55M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $546M
- 売上成長率
- 1.9%
- 粗利率
- 14.9%
- 営業利益率
- −2.3%
- 純利益率
- −0.8%
- ROE
- −1.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $54M
- フリーCF
- $38M
- 営業CFマージン
- 9.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $10M
- 配当性向
- —
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