RJET
Republic Airways燃料代も運賃の上下も契約相手が負い、自社は運航の実行だけで対価を得る。機材を小型ジェット1系列に統一しており、整備と訓練の型が一つで済むところも珍しい。
乗客が払った運賃は提携する大手3社が全額受け取る。同社はその看板で決められた便を飛ばし、機体1機あたりの月額と1便あたりの固定額を対価として受け取る。
操縦士が足りなければ飛ばせるはずの便が飛ばず、その分の対価をそのまま取り損ねる。運賃を自分で上げられないため、費用が増えた分を値上げで取り返す道もない。
操縦士の頭数と機体の稼働率という現場の数字が、経営の関心のほとんどを占める。2025年11月に同業のMesa Air Groupと合併し、2026年は飛ぶ量が2割ほど増える見込みで、その統合が当面の主題になる。
3社との契約がいつまで続き、どの会社にどれだけの機体を割り当てられるかで収入の見通しが決まる。加えて、契約どおりの便数を飛ばせるだけの操縦士を集められるかという課題が、景気に関係なく居座り続ける。
この会社をどう読むか
Republic Airwaysの飛行機に乗った人は、この会社に運賃を払っていない。機体には提携先の塗装がされ、切符を売るのも路線を決めるのも大手側で、同社は飛ぶ仕事だけを引き受けている。
275機を大手3社に張り付けて1日およそ1,300便を運び、契約の満了時期は平均で2031年10月にある。燃料高も空席も相手側の負担なので、業績を揺らすのはむしろ操縦士の確保と機体の稼働という足元の話になる。2025年11月のMesa Air Groupとの合併で、飛ぶ量は一段増える。
バランスシート (要約)
資産 $3.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.3B(41%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$134M
- 他の流動資産$406M
- 固定資産$2.7B
- 流動負債$574M
- 長期借入金$1B
- 短期借入金$202M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.7B
- 売上成長率
- 13.7%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 10.0%
- 純利益率
- 4.5%
- ROE
- 5.7%
- ROIC
- 5.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $322M
- フリーCF
- −$75M
- 営業CFマージン
- 19.2%
- 現金ランウェイ
- 約2年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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