まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
たんぱく質が動く様子を計算機で捉え、止まった姿だけを見る従来の薬の設計では届かなかった隙を突くという独自の手法が最大の強み。動きの理解をもとに、効きやすく副作用の少ない薬を狙う。計算による創薬という新しい発想に賭け、がんを軸に複数の候補を進める臨床段階のバイオの立ち位置にいる。
まだ承認薬がなく売上はほとんどない開発段階の会社で、当面の資金は新株の発行と提携の支払いで賄う。狙うのは、がんに関わるたんぱく質が刻々と形を変えて動く様子を、計算機で詳しく捉え、その動きの隙を突いて効きやすい薬を設計すること。乳がんなど特定のがんを狙う候補を進める。承認にこぎ着けて販売するか、有望な薬の権利で稼ぐ構造を描く。
主力候補の臨床試験が効き目や安全性で失敗すれば、価値の大半が一度に失われる。計算で設計するという手法も、最後は実際の患者での結果で証明する必要がある。がんの分野は競合が極めて多く、大手や他のバイオに先を越されれば優位を失う。承認まで新株の発行が続き、既存株主の持ち分が薄まる。
配当を出さず、限られた資金を主力候補の試験と計算の手法の改良に集中させる経営。大手製薬との提携で開発費の一部を賄い、手元資金の持ちを延ばす。計算で設計する独自の手法を軸に、複数のがんの候補を並行して進める方針が特徴になっている。
主力候補の試験結果と、計算手法の実証、手元資金に依存する。乳がんなどを狙う主力候補が試験で効き目と安全性を示せるか、たんぱく質の動きを捉える計算の手法が実際の薬で通用するか、競合の多いがんの分野で先行できるか、そして承認まで開発を続ける資金を保たせられるかが、株価を左右する大きな前提になる。
資産 $621M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $567M(91%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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