RLGT
Radiant Logistics事業拡大の主な手段が買収で、地理的に補完し合う代理店や物流会社を取り込みながら規模を積み上げてきた。船や倉庫を自ら抱える競合とは、身動きの軽さと財務の構えが異なる。
自社ではトラックも船も飛行機も持たず、全米100超の拠点の多くは独立した代理店が看板を借りて運営する。荷主から受けた依頼に対し外部の運送会社や航空会社、船会社の空き枠を組み合わせて手配し、請求する運賃と実際の輸送費の差額で稼ぐ。
景気が落ち込んで荷動きが細ると、仲介する荷物の量そのものが減り、収益が直に痩せる。設備を持たない身軽さは参入障壁の低さでもあり、荷主が直接運送会社と契約する動きや、同業の値下げ競争にさらされやすい。
有機的な成長と買収を両輪に据え、特に既存の代理店を子会社として取り込む「代理店の買収」を成長の型として使う。本部の情報システムと請求・回収の仕組みを代理店に貸すため、拠点が増えるほど本部側の固定費が薄まっていく。
代理店網が自社の看板を背負って営業してくれるかに事業の大部分がかかっている。代理店には運行の許可や技術基盤、資金繰りの支援を提供する代わりに、売上の一部を受け取る仕組みで、単独の大口顧客への依存は抑えられている。
この会社をどう読むか
Radiant Logisticsは倉庫や輸送機を持たない会社だ。荷主から預かった荷物をどう運ぶかを決め、実際に運ぶ会社を探して手配する、いわば「輸送の仲人」を業とする。
全米に広がる100以上の拠点のうち、約30箇所だけが自社所有で、残りは独立した代理店が看板を借りて営業する。この代理店に運行許可や請求システム、資金繰りの支援を渡す見返りとして、売上の一部を吸い上げる。設備を持たない身軽さの裏返しで、荷動きが細れば手数料もそのまま細る。
バランスシート (要約)
資産 $427M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $226M(53%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$23M
- 他の流動資産$156M
- 固定資産$248M
- 流動負債$115M
- 長期借入金$20M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $903M
- 売上成長率
- 12.5%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 2.3%
- 純利益率
- 1.9%
- ROE
- 7.7%
- ROIC
- 6.8%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $13M
- フリーCF
- $8M
- 営業CFマージン
- 1.5%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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