RNAZ
TransCode Therapeutics標的そのものではなく、薬をがん細胞まで届ける運び手の技術に強みを置く。そこへ他社から買った候補薬を後乗せして数を増やす育て方は、一つの候補に懸ける同業とは違う。
自社のTTX技術で作る薬剤候補が主軸で、がんの広がりに関わるマイクロRNAを狙う候補は第1a相を終えている。2025年以降は買収と導入契約で黒色腫ワクチンやウイルス療法の候補も抱え込み、承認薬のないまま品目だけが増えた。
Polynoma買収の対価も、Unleashからの導入の対価も転換前提の優先株で払っており、株主総会での転換承認が実現すれば、その分の希薄化が一気に顕在化する。自社創薬と買収による拡張を同時に進める分、経営資源が分散しやすい。
自社創薬にとどまらず、優先株を対価にした買収や導入契約でパイプラインを外部から補う、M&A寄りの拡張路線をとる経営。
TTX-MC138を次の試験段階へ進められるかが最も近い分かれ目になる。買い足したワクチン候補との組み合わせが機能するか、そして優先株で集めた資金が尽きる前に成果が出るかも効いてくる。
この会社をどう読むか
TransCode Therapeuticsは、がんに効く分子そのものより、それをがん細胞まで届ける運び手の技術TTXに強みを置く会社として始まった。
2025年10月にはPolynoma社を買収し、1,000人超に投与実績のある黒色腫ワクチン候補Seviprotimut-Lを手に入れた。2026年3月にはアデノウイルスを使うがん免疫療法も導入契約で加えている。対価の多くは転換前提の優先株で、株主が転換を承認した時点で希薄化が一気に表に出る。
バランスシート (要約)
資産 $162M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $10M(6%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$18M
- 他の流動資産$4M
- 固定資産$140M
- 流動負債$3M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −335.4%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$20M
- フリーCF
- −$20M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
RNAZ の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…