SACH
Sachem Capital審査の速さで銀行と競い、その代わりに金利を高く取って採算を合わせる。長期の住宅ローンを扱う金融機関とは、貸す期間も客層もまるで違う。
銀行の審査が間に合わない不動産投資家に、物件を担保に1〜3年の短期融資を組み、借り手個人の保証や他の資産も重ねて取る。REIT(不動産投資信託)の税制を選んでいるため課税所得の90%以上を配当に出す義務があり、受け取った利息がほぼそのまま株主へ流れる。
銀行が敬遠する借り手に貸すため、不動産市況が冷えると延滞が増えやすい。担保を処分して回収するまでには時間も評価損もかかり、高配当の縛りがある分、損失の年に内部留保を厚くしにくい。
創業者ジョン・ヴィラノが会長兼CEOを兼ね、地域の不動産に根差した目利きで審査を回す。2025年9月には、前年に取締役として招いたジェフリー・ウォルレイヴンを正式にCFOへ据えた。
借り手が予定通り返済または借り換えできるかと、担保物件の値持ちに左右される。融資に回す資金を社債や株式の発行で調達し続けられるかも、規模を保てるかの分かれ目になる。
この会社をどう読むか
Sachem Capital を動かしているのは金融出身の経営者ではなく、私的な会計・監査の実務をおよそ30年続けた一人の会計士だ。ジョン・ヴィラノはこの会社を興し、いまも会長兼CEOとして融資審査の現場に近いところにいる。
商売はコネチカットを拠点に、住宅や商業用の不動産を担保として短期の資金を貸すこと、いわゆるハードマネー融資である。REITとして稼いだ利益の9割以上を配当に回す義務を負うため、値動きは融資の焦げ付き具合と担保物件の値持ちにほぼそのまま連動する。
バランスシート (要約)
資産 $460M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $175M(38%)。
同業の平均並みの水準。大きな不安はない
- 現金・現金同等物$11M
この判定で見た指標: 自己資本比率。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 3.6%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $3M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $10M
- 配当性向
- 150.6%
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