SAIH
SAIHeat採掘機を電気ボイラーのように扱い、熱効率97%まで熱を回収して湯を取り出す技術を持つ。冷やして捨てるのが当たり前だった熱を売り物に変えようとしている点が、他の採掘関連企業と違う。
高性能の採掘機と、それを液体で冷やす20フィートのコンテナ型設備を売るのが収入の大半を占める。残りは自社で保有する採掘機が掘り出すビットコインで、2025年12月期は機器の販売が69%、自社採掘が31%だった。
排熱を売って電気代を相殺するという構想は、まだ一度も熱の料金を受け取れていない。自社採掘はオハイオ州マリエッタの一拠点734台に集中し、2025年8月にはメキシコの採掘を止めた。ケイマン諸島に籍を置く持株会社の下で、中国子会社が借りる事務所は賃貸契約の登録が済んでいない。監査法人が米国当局の検査を受けられない状態が続けば、上場廃止の枠組みにも触れる。
中国での実証を経て、稼働の主戦場を米国オハイオ州へ移した。資金は次世代のコンテナ型設備と熱の回収装置の開発に向かい、株主還元には回っていない。
ビットコインの価格と採掘の採算が、設備を買う顧客の意欲をそのまま決める。2024年の半減期のあと顧客が採掘機を止めてしまい、預かり運用とマイニングプールの収入は2025年にゼロになった。
この会社をどう読むか
SAIHeat という社名にある熱は、飾りではない。ビットコインの採掘機を液体に浸して冷やし、そこで奪った熱を湯に変えて売る、という構想がこの会社の出発点だ。
ただ2025年12月期の収入は、採掘機とコンテナ型設備の販売が69%、自社採掘が31%で、熱の販売は一度も料金として立っていない。温室や商業施設に湯を送る実証は2019年から中国で重ねたが、いま動いている採掘拠点はオハイオ州の734台だけである。技術としての完成度と、それが商売になるかどうかの間に、まだ距離が残っている。
バランスシート (要約)
資産 $45M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$28K
- 他の流動資産$74K
- 固定資産$45M
- 流動負債$2M
この判定で見た指標: 自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$823K
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
SAIH の掲示板
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