SAP
SAP
経理も人事も生産も一つのソフトで動かす統合型のつくりが強みで、業務の一部だけを担う専業ソフトとは置き換えの難しさが違う。
会計や人事、購買、在庫、生産といった企業の業務を一つのソフトにまとめて大企業に導入させる。従来は導入時に代金をまとめて受け取る売り切りが中心だったが、いまはクラウドで動かして月々の利用料を受け取る形へ切り替えを進めている。
基幹業務のソフトは入れ替えると現場が止まりかねないため既存顧客は離れにくいが、その分だけ新規の導入も慎重になり急には伸びない。米国発のクラウド大手との競争は年々強まっている。
大型買収には走らず、自社開発でクラウドと人工知能の機能を積み増す道を選んでいる。株主には配当で報いる。
収入が伸びるかどうかは、すでに導入している大企業が契約を更新し続けるか、新しく加えた人工知能の機能に追加料金を払ってもらえるかで決まる。ドイツ企業だが売上の大半は海外で、為替も利益を揺らす。
この会社をどう読むか
SAPは一般の消費者にはなじみの薄い名前だが、世界の大企業の経理や人事、工場の在庫管理の裏側で、業務そのものを動かしているソフト会社だ。目立つ商品を売るわけではなく、業務の土台に居座ることで稼ぐ。
一度導入した会社がこの土台を外すのは容易ではなく、そこにSAPの強さがある。いま同社は、まとめて売って終わりだった昔のやり方を、月々の利用料を受け取るクラウドの形へ作り替えている途中だ。この切り替えが進むほど、収入は平らにならされていく。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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