配当利回りが高く、配当で株主に報いる会社
運用を担う Saratoga Investment Advisors は、独立の第三者ではない。中堅企業への未公開株投資を手がける Saratoga Partners の系列で、案件の出どころと運用者が地続きになっている。
EBITDA が $2M〜$50M ほどの米国の中堅企業へ、第一順位の担保付きローンを中心に貸し付けて利息を得る。2026年2月末で49社に投資し、資産の82.1%が第一順位のローン。投資全体の加重平均利回りは9.6%で、この利息の大半が配当として株主へ渡る。
景気が悪化すれば、担保付きとはいえ焦げ付きは増える。2026年2月期は株価ベースの総リターンが1.54%にとどまり、前年の27.17%から大きく落ちた。中身の価値ベースでは7.50%あり、市場の評価が実体に追いついていない状態が続く。
資産の8割超を第一順位のローンに寄せて損失の入口を狭め、そこから出る利息を配当として流す。利回りの高さより、担保の順位で守る設計を優先している。
貸出先の業績と担保の余力、自分たちの資金調達費用、そして投資判断を担う運用会社の目利きに依存する。助言は外部の会社が行うため、その巧拙がそのまま利回りに跳ね返る。
資産 $1.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $396M(35%)。
借金と支払い余力は並の水準。大きな不安はない
読み込み中…