銀行本体の行員が246人という規模でありながら、信託、権原保険、自家保険まで自前の子会社として持っている。グループ向けの保険をSB Captiveで内製している点は、この大きさの銀行では珍しい。
中核の州法銀行State Bankが、オハイオ州の11郡とインディアナ州の2郡で27の店舗を運営し、預金を集めて地元に貸す。ここに信託と資産運用の報酬、権原保険を扱うSBFG Titleの手数料、銀行の顧客に保険を売るSBT Insuranceの収入が重なる。融資だけを扱う拠点も4か所持つ。
預金の奪い合いの相手は他行だけでなく、信用組合や金融技術系の新興企業にも広がっている。地元の景気が傾けば貸倒れが増え、同時に信託や権原保険の手数料も細るため、二つの収益源が同じ方向に動いてしまう。
2024年12月に休眠していた子会社4社をまとめて解散し、グループの形を整理した。手を広げるより、持っているものの数を減らして見通しをよくする側の判断をしている。
収益の大半は地元経済の健康状態に紐づいている。金利が動けば預金の調達コストと貸出金利の差が変わり、規模の小さい銀行ほどその振れを吸収しにくい。
この会社をどう読むか
SB Financial Groupの中身は、銀行ひとつと小さな子会社の集まりである。
1983年設立の持株会社の下に、オハイオとインディアナで27店舗を持つState Bankがある。その周りに権原保険のSBFG Title、保険販売のSBT Insurance、自家保険のSB Captiveが並ぶ。2024年末には休眠子会社4社を解散しており、貸出の利ざやだけに寄りかからない小さな金融グループとして形が定まりつつある。
バランスシート (要約)
資産 $1.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $141M(9%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$72M
- 短期借入金$9M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 9.9%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $24M
- フリーCF
- $21M
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $4M
- 配当性向
- 27.5%
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