SBFM
Sunshine Biopharma新薬だけに賭ける同業のバイオベンチャーと違い、Nora Pharmaの後発薬販売という手堅い収入源を先に持っている。がんとウイルス感染症という別分野の候補を並行して育てられるのはそのためだ。
子会社ノラファーマが、導入や提携、販売権の獲得といった形でカナダの保健当局に承認を申請し、71種類の後発薬を自社ブランドで販売する。この収入源とは別に、脂質のカプセルに包んだmRNAでがんを狙うK1.1と、コロナウイルス向けの薬剤候補SBFM-PL4という2つの自社開発品を進めている。
後発薬は同じ成分を売る競合が多く、値下げ圧力で利幅が薄い事業だ。その利益だけでは新薬の研究費を賄いきれず、外部資金への依存が続く。K1.1やSBFM-PL4のような新薬候補は臨床試験で失敗する確率の方が高く、賭けが外れれば投じた費用が回収できない。
後発薬事業が生む現金を研究開発へ振り向ける配分を続けている。カナダの薬事承認の実務と新薬候補の臨床開発を、同じ経営陣が両方見ている。
後発薬事業の販売網と承認の維持がまず土台にあり、そこに新薬候補が臨床試験を通過できるかが重なる。Health Canadaの新規審査は平均12カ月かかり、その進み方も収益化の時期を左右する。
この会社をどう読むか
Sunshine Biopharmaの実際の収入源は、カナダ子会社Nora Pharmaが売る71種類の後発薬にある。特許の切れた薬を仕入れて売るこの手堅い事業が、当たれば大きいが外れれば費用の戻らない新薬開発を支えている。
後発薬にはさらに22品目の候補が控え、うち12品目は2026年中の投入を見込む。手堅い側の稼ぎが続くうちに新薬候補をどこまで前へ進められるかで、この会社の評価は変わる。
バランスシート (要約)
資産 $30M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $23M(77%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約2年分
- 現金・現金同等物$9M
- 他の流動資産$18M
- 固定資産$3M
- 流動負債$6M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $36M
- 売上成長率
- 4.1%
- 粗利率
- 33.8%
- 営業利益率
- −17.2%
- 純利益率
- −16.5%
- ROE
- −25.9%
- ROIC
- −21.4%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$5M
- フリーCF
- −$6M
- 営業CFマージン
- −14.7%
- 現金ランウェイ
- 約2年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
SBFM の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…
