SCHL
Scholastic書店ではなく学校を売り場にしたことで、他社が棚を置けない場所に売り場を持っている。近年はカナダ・アイルランド・インドネシアにスタジオを持つ9 Story Media Groupを傘下に入れ、自社の作品を自分で映像化する道も開いた。
児童書の出版と配本が中心で、教材、映像、米国外という四つの区分で開示する。学校で開くブックフェアと教師向けカタログという自前の販路を通じ、書店の棚を借りずに売る。
学校が閉じれば販路ごと止まる。子どもの時間が画面へ移る流れは長く続く逆風で、2024年に買った映像事業が採算に乗るまでにも相応の時間がかかる。
100年かけた学校の販路を守りながら、買収した映像事業の統合に手をかけている段階。売上が学期に偏るため、年間の資金繰りは平らにならない。
学校が行事としてブックフェアを開けること、そして子どもが読みたがる作品を出せること。紙代と印刷費が上がれば、そのぶん利益は薄くなる。
この会社をどう読むか
小学校の体育館に本を並べて売るブックフェアを覚えている人は多い。あの仕組みを100年かけて広げたのがScholasticで、1920年の創業以来、書店の棚ではなく学校を売り場にしてきた。
学校という販路は他社が入り込めない資産である一方、学校が動かない時期は売上ごと止まるという裏返しも抱える。2024年にはアニメ制作会社9 Story Media Groupを買収し、カナダとアイルランド、インドネシアのスタジオを手に入れた。本を作って売るだけの会社から、映像まで自分で手がける会社へ形を変えつつある。
バランスシート (要約)
資産 $1.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $751M(43%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$135M
- 他の流動資産$586M
- 固定資産$1B
- 流動負債$586M
- 長期借入金$75M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.6B
- 売上成長率
- −2.7%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 1.0%
- 純利益率
- 3.6%
- ROE
- 7.6%
- ROIC
- 1.4%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $51M
- フリーCF
- $3M
- 営業CFマージン
- 3.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $20M
- 配当性向
- 35.3%
SCHL の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…
