SCNX
Scienture Holdings心血管と中枢神経の2領域に絞り、開発から承認、市場投入までを効率よく回すことを掲げる。短期で回収できる案件と長期の候補を混ぜて持つ組み立て方が、単一候補に賭けるバイオ企業との違いになる。
2024年7月に買った完全子会社Scienture LLCが唯一の実体で、高血圧の治療薬をすでに発売し、オピオイド過剰摂取の治療薬を商業化の途中に置く。開発中の候補には偏頭痛、血栓症、痛みの薬が並ぶ。
2023年に買った食品会社Superlatusでは、経営陣も取締役会も承認していない代理店契約が子会社の名で結ばれた。買収条件を作り直したうえ翌年に$1で売却する結末になっており、同じ規模の混乱がもう一度起きれば製薬事業も足元から崩れる。
薬局のCommunity Specialty Pharmacy、配送のDelivMeds、医薬品の取引所SOSRx。過去に持った事業は順に売却か撤退で整理し、Scienture LLCの買収を境に残すものを製薬一本へ絞る方向へ振り切っている。
発売済みの高血圧薬が処方でどれだけ伸びるかと、2本目の商業化が予定どおり進むかで収入の形が決まる。開発候補はいずれもまだ市場に出ておらず、当面は既存の2本に頼る。
この会社をどう読むか
Scienture Holdingsの履歴は、買収と売却の連続だった。薬局と配送の子会社を手放し、医薬品の取引所からも撤退し、2023年に買った食品会社Superlatusは騒動の末に翌年$1で売り渡している。
いまの中身は、2024年7月に買った子会社Scienture LLCひとつだ。高血圧の薬を発売し、オピオイド過剰摂取の治療薬を商業化の途中に置き、偏頭痛や血栓症の候補を開発中に抱える。事業を転々としてきた履歴を頭に入れたうえで、この一本にどこまで腰が据わるかを見る会社である。
バランスシート (要約)
資産 $84M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $70M(83%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$7M
- 他の流動資産$1M
- 固定資産$76M
- 流動負債$3M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $432K
- 売上成長率
- 215.9%
- 粗利率
- 76.8%
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −59.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$13M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- −3100.0%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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