SCWO
374Water埋め立てや焼却に頼らず、水そのものを高温高圧の溶媒に変えて汚泥や有害物質を壊す。装置を売って終わりにせず、稼働の支援や処理の請け負いまで自社で抱える構想を持つ。
廃棄物を抱える事業者や政府機関に装置を納め、稼働の支援や処理そのものの請け負いからも対価を得る形を目指している。将来の売上の相当部分は政府機関との契約から生まれる見込みで、予算の付き方が収入を決める。
2026年3月に最高財務責任者が交代し、決算の内部統制に不備があると会社自身が認めている。まだ利益を出せていない段階でこうした事態が重なると、資金繰りの重荷になる。
商業化と許認可の取得に資金を注ぐ段階にあり、株主への還元は行っていない。経営陣が入れ替わったばかりで、直近は財務の体制を立て直す作業も並行している。
装置を商業規模で動かせるかどうか、政府機関の予算、地域ごとの許認可の取得ペース。この三つが揃わないと、商業化の計画そのものが後ろにずれる。
この会社をどう読むか
374Water は水処理の技術で語られることが多いが、いま経営の状態を語るなら先に触れるべきは別の話だ。最高財務責任者が2026年3月に交代し、内部統制に不備があると会社自身が認めている。小型株らしい管理体制の薄さが、まず気になってくる。
本業は、下水処理などで出る汚泥や有害物質を、超高温高圧にした水の中で分解して片づける装置だ。ただしこの技術はまだ研究開発の段階だと会社自身が説明しており、商業規模で使われた実績は無い。将来の売上の多くは政府の予算に紐づく見込みで、技術の出来よりも、それを事業として回しきれるかどうかで値段が決まる会社だ。
バランスシート (要約)
資産 $11M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $7M(59%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$3M
- 他の流動資産$3M
- 固定資産$6M
- 流動負債$4M
- 長期借入金$35K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $215K
- 売上成長率
- −51.7%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −311.9%
- ROIC
- −247.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$14M
- フリーCF
- −$16M
- 営業CFマージン
- −6662.2%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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