Schrodinger は、物理の法則に基づく計算で、新しい薬や材料の候補を画面の上で見つける仕組みを売り、自らも薬の開発を手がける、小型の情報技術の会社だ。
最大の特徴は、計算で候補を絞る仕組みを売りつつ、それを自社の創薬にも生かす二刀流の点にある。一方で計算で絞った候補が実際の実験で外れると仕組みの評価が揺らぐことが弱点で、自社の創薬にかかる多額の費用と時間、提携の薬の頓挫、計算の手法をめぐる競争も弱みになる。SDGR を読むときは、計算の仕組みの契約とその精度の評価、自社や提携の薬の成否を軸に見るとよい。
