SEAT
Vivid Seats仕入れて売る転売業者と違い、売れ残りの損を負わない。買い手には最安値保証と会員特典、売り手には業務ソフトと、両側に別々の理由を用意している。
自社ではチケットを持たず、買い手と売り手をつないだ取引ごとに手数料を取る。売り手には在庫と価格、受注をまとめて扱う業務ソフトSkyboxを提供し、その利用料も入る。2023年にはラスベガスのVegas.comと東京のWavedashを買い、扱う市場を広げた。
最安値保証を掲げているため、競合との値下げ競争が激しくなると手数料の利幅が削られる。2025年7月には自ら始めたデイリーファンタジースポーツのVivid Picksを終えており、場の外へ広げる試みは続かなかった。
買収で地域と品ぞろえを足す一方、伸びない新規事業は一年余りで畳む。実験と見切りの速さが行動に表れている。
土台になるのは、人気の公演や試合がどれだけ開かれるかという興行そのものの量だ。そのうえで、売り手がSkyboxを使い続けてくれるかが取引量を決める。
この会社をどう読むか
Vivid Seatsの客は二種類いる。チケットを探す観客と、席を売りたい業者や個人だ。前者には最安値保証と会員特典を、後者には在庫や価格を管理する業務ソフトSkyboxを渡し、両側から場に留まらせている。
自社で券を仕入れないので、売れ残りの損は負わない。2023年にはラスベガスのVegas.comと東京のWavedashを買って市場を広げた。一方、自前で始めたデイリーファンタジースポーツは2025年7月に畳んでいる。場の運営から離れた試みだけが続かなかった。
バランスシート (要約)
資産 $637M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$103M
- 他の流動資産$76M
- 固定資産$458M
- 流動負債$303M
- 長期借入金$383M
- 短期借入金$16M
この判定で見た指標: 自己資本比率・FCF/有利子負債 (自由に使える現金で借金の何割を1年で返せるか)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $451M
- 売上成長率
- −30.5%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 178.9%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$92M
- フリーCF
- −$94M
- 営業CFマージン
- −20.3%
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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