
SEER
Seer抗体で狙った特定のたんぱく質だけを捉える従来手法と違い、微小粒子の表面へ無差別に吸着させて量の少ない希少なものまで拾い上げる。2025年末までに70本の論文や査読前の報告が、この性能を扱っている。
装置本体よりも、検体を測るたびに消える専用試薬キットの反復購入が売上の中心。2025年5月に投入した「Proteograph ONE」と自動化装置SP200は、旧世代比で処理量がおよそ10倍になった。
研究費は大学や製薬会社の予算サイクルに縛られ、景気後退期には真っ先に削られやすい。装置が導入されても消耗品の購買が伸び悩めば、売上は頭打ちになる。
2020年に自社からPrognomiQという肺がん血液診断の会社を独立させ、技術を臨床応用へ橋渡ししてきた。いまは装置の性能改良と顧客基盤の拡大に資金を寄せている。
2021年の商業化以降、190を超える顧客と20か国以上へ広がってきた。装置を買った研究機関が消耗品をどれだけ使い続けるかで、売上の伸びが決まる。
この会社をどう読むか
Seerが売るProteographは、血液のような複雑な検体からたんぱく質を丸ごと捉えるための微小粒子と自動化装置のセットだ。特定のたんぱく質だけを狙う抗体ベースの手法では、量の多いたんぱく質に埋もれて見えないものがある。そこを拾い上げられる点が売りになっている。
2021年の商業化から190を超える顧客に導入され、2025年5月には処理量をおよそ10倍に高めた新型機を投入した。装置そのものより、検体を測るたびに使う消耗品の反復購入が売上の大半を占める。2020年に自社から独立させたPrognomiQの肺がん血液検査は、この技術が臨床でどう使われうるかを示す一例だ。
バランスシート (要約)
資産 $296M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $259M(88%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年分
- 現金・現金同等物$47M
- 他の流動資産$154M
- 固定資産$95M
- 流動負債$16M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $17M
- 売上成長率
- 17.0%
- 粗利率
- 51.1%
- 営業利益率
- −470.5%
- 純利益率
- −444.0%
- ROE
- −28.4%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$44M
- フリーCF
- −$46M
- 営業CFマージン
- −268.1%
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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