SENEA
Seneca FoodsLibby'sやAunt Nellie'sといった自社の看板も持ちながら、事業の重心は他社の名前で売る中身の側に置いてきた。広告で名前を売る食品大手とは、費用のかけどころから違う。
1,100を超える米国の農家から野菜と果物を買い付け、全米の工場で缶詰、冷凍、瓶詰めに加工する。缶詰野菜だけで売上の8割強を占め、その多くは小売りが自分の名前を貼って売る。
不作の年は原料を高く買い直すことになり、薄利の商売では逃げ場がない。収穫期にまとめて加工する以上、需要を読み違えれば在庫だけが残る。値段を決めるのは棚に名前を出す小売り側で、こちらから通せる幅は狭い。
派手な仕掛けはせず、農家との付き合いと工場の稼働、在庫の出入りを詰めていく。薄い利幅を量で積むやり方を、創業から変えていない。
天候に恵まれて契約どおりの量が穫れるかどうか。鋼板や燃料や輸送の値段も、薄い利幅に直接効いてくる。
この会社をどう読むか
Seneca Foodsの製品は全米の棚に並んでいるが、そこに社名は書かれていない。1949年の創業以来、缶詰と冷凍の野菜や果物を大量に作り、多くは小売りが自分の名前を貼って売る中身として納めてきた。
1,100を超える契約農家から買い付け、収穫期に一気に加工し、一年かけて売りさばく。缶詰野菜だけで売上の8割強を占める、量と回転の商売だ。Libby'sやAunt Nellie'sという自社の看板も持ってはいるが、重心はあくまで他社の名前で売る側にある。天候が外れれば原料が高くつき、薄い利幅はすぐに削れる。
バランスシート (要約)
資産 $1.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $633M(54%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$43M
- 他の流動資産$713M
- 固定資産$426M
- 流動負債$215M
- 長期借入金$370M
- 短期借入金$96M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.6B
- 売上成長率
- 8.2%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 4.9%
- 純利益率
- 2.6%
- ROE
- 6.5%
- ROIC
- 6.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $335M
- フリーCF
- $298M
- 営業CFマージン
- 21.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $23K
- 配当性向
- 0.1%
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