SER
Serina Therapeutics薬を一から探すのではなく、すでに効くと分かっている薬の届け方だけを作り替える。長年使われてきたPEGは合成に爆発性の原料を使い、保管にも遮光と不活性ガスが要る。POZはその手間を避け、室温で扱えるように設計されている。
承認された薬はまだなく、いまは収入より先に技術を証明する段階にある。土台はPOZという水に溶ける低粘度の高分子で、薬の分子をこれにつないで血中の濃度を保つ。主力候補のSER 252は、パーキンソン病に使うアポモルヒネをPOZにつないだもので、週に一、二回の皮下注射で効かせる設計だ。
POZという土台が優れていても、その上に載せた個々の薬が試験で転べば、技術ごと値踏みが下がる。最初に人に入れたSER 214は19人の第Ia相で原理を示したものの、自社では先へ進めず外部への導出に回した。開発費は増資でまかなう場面が多く、株数は膨らみやすい。
SER 252を自社で臨床まで押し上げることに人と金を集中させ、それ以外の応用は他社との提携や導出に回して手を広げすぎない。
SER 252がパーキンソン病の臨床試験で結果を出せるかに、ほとんどが懸かっている。抗体薬複合体やRNAワクチンへの応用は他社との提携で進める方針のため、相手が見つかるかも資金繰りを左右する。
この会社をどう読むか
PEGという結合材は、薬を長持ちさせる目的で何十年も使われてきた。ただ、その原料は爆発性のガスで、できた製品は空気で酸化するため遮光と不活性ガスの下で保管しなければならない。SerinaのPOZは、この扱いにくさを避けるところから設計された高分子だ。
狙いはパーキンソン病にある。主力候補は、すでに使われているアポモルヒネをPOZにつなぎ、週に一、二回の皮下注射で血中の濃度を保つ設計になっている。承認された薬はまだ一つもなく、この素材が実際の治療で結果を出せるかどうかで、会社の評価はほぼ決まる。
バランスシート (要約)
資産 $7M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$3M
- 他の流動資産$3M
- 固定資産$871K
- 流動負債$4M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $130K
- 売上成長率
- 132.1%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$18M
- フリーCF
- −$18M
- 営業CFマージン
- −13811.5%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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