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Sight Sciences緑内障と目の乾きは原因も治療の考え方も違うのに、負担を減らすという同じ思想の器具でまとめて手がける。片方に絞る競合が多いなか、二つの市場に同時に足場を持つ。
眼圧を下げるため目の中の水の通り道を広げる低侵襲の手術器具と、まぶたの脂の腺の詰まりを開いて目の乾きを和らげる器具の二本立て。自社の営業が眼科医に直接届け、処置ごとにMedicareや民間保険から支払いを受ける。
保険会社が支払い方針を見直すと、収益は直に揺れる。低侵襲緑内障手術の市場は競合が多く、価格と実績で常に比べられる。営業体制への先行投資が続き、黒字にはまだ届いていない。
経営資源は、眼科医への直販体制と保険適用の維持という二点に絞られている。株主への還元より先に、処置件数を増やして黒字化に届くことが当面の課題になっている。
売上が立つには、処置に保険が支払われ続け、眼科医がこの器具を選び続ける必要がある。中国を含む海外の製造委託先から部材が届くかどうかも、関税と合わせて効いてくる。
この会社をどう読むか
世界で緑内障を抱える人はおよそ1億3千万人、最も多い原発開放隅角緑内障だけで8千万人を超えるとSight Sciencesは見積もる。米国の目の乾きの治療市場も2025年に$2.4Bある。この会社が挑むのは、規模も原因も違うその二つだ。
緑内障には眼圧を下げる低侵襲の手術器具を、目の乾きにはまぶたの脂腺を開く器具を用意し、眼科医への直販で処置ごとの収益を積む。ただ支払いの主は保険会社で、その方針が変われば収益は直に揺れる。製造の一部を頼る海外委託先は関税の影響も受けやすく、営業投資が先行するぶん黒字はまだ先にある。
バランスシート (要約)
資産 $115M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $64M(55%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約3年分
- 現金・現金同等物$92M
- 他の流動資産$21M
- 固定資産$3M
- 流動負債$11M
- 長期借入金$40M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $77M
- 売上成長率
- −3.1%
- 粗利率
- 86.2%
- 営業利益率
- −48.0%
- 純利益率
- −49.7%
- ROE
- −60.1%
- ROIC
- −28.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$30M
- フリーCF
- −$30M
- 営業CFマージン
- −38.4%
- 現金ランウェイ
- 約3年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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