SGLY
Singularity Future Technology2001年に米国で創業し、2007年にバージニア州のSino-Global Shipping Americaへ組み替え、2022年1月にいまの社名へ改めた。改称の理由に挙げたデジタル資産事業も、その後に並べたAI関連の子会社群も、直近の届出ではそろって「重要な事業なし」と記されている。
中国と米国のあいだで、貨物の輸送や倉庫保管、集荷から届け先までの配送、通関手続きまでを請け負う。自社で船は持たず、荷主に代わって国境をまたぐ貨物の流れを取り次ぐ役務の対価を得る。届出はいまの主な荷主を鉄鋼会社だと書いている。
貨物量が細れば取次の手数料も先に細り、価格の交渉力は弱い。2023年7月にはナスダックから最低株価の基準を満たさないと通知され、2024年3月にようやく基準を回復した。会計処理の内部統制に重要な不備があるとも自ら認めている。
中国側の事業は契約でつなぐVIEではなく、バージニアの持株会社が直接株式を持つ形にしている。上場を保ちながら物流の本業を立て直すことに、目下の経営は絞られている。
取り扱う貨物の量と運賃の水準、そして荷主の発注が途切れないかに収入が揺れる。自ら船を持たない取次のため、運賃が上がっても下がっても運ぶ側の都合に業績が引きずられやすい。
この会社をどう読むか
船を一隻も持っていない会社である。中国と米国のあいだで船腹を手配し、荷を倉庫に預かり、通関を通し、届け先まで運ぶ。荷主と運ぶ側のあいだに立って手数料を取る取次で、その荷主の中心はいまも鉄鋼会社だと届出は書いている。
にもかかわらず社名は2022年にSingularity Future Technologyへ変わった。デジタル資産への進出を理由に挙げ、その後もAIを冠した子会社を並べたが、届出の一覧では今もどれも「重要な事業なし」と書かれたままになっている。
バランスシート (要約)
資産 $18M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $12M(68%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$15M
- 他の流動資産$4M
- 固定資産$95K
- 流動負債$7M
- 長期借入金$466K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2M
- 売上成長率
- −42.2%
- 粗利率
- 2.8%
- 営業利益率
- −149.6%
- 純利益率
- −215.8%
- ROE
- −31.4%
- ROIC
- −16.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$3M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- −148.5%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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