SIEB
Siebert Financial証券会社でありながら、スポーツ・音楽タレントのマネジメントとプロモーションを手がけるGebbia Mediaを傘下に置く。金融とエンタメを同じ持株会社の下に並べる組み合わせは、同業のオンライン証券には見当たらない。
柱は個人投資家の株式売買を仲介する手数料と、預かり資産に連動する報酬。保険の仲介や投資顧問といった証券口座まわりのサービスも重ね、複数の子会社に収入を分散させている。
相場が冷えると個人の売買が真っ先に細り、手数料収入がしぼむ。ネット証券との価格競争は年々厳しく、規模の小ささが不利に直結しやすい。
買収で事業の幅を広げる動きが続いており、暗号資産関連の新子会社も設立済みで営業開始を待つ段階にある。老舗の対面証券としての顧客基盤を土台に、新しい収益源を継ぎ足していく姿勢が目立つ。
ブローカーディーラーとしてFINRAとSECの規制下にあり、個人投資家がどれだけ活発に売買するかに手数料収入が連動する。相場が動く局面では取引と預かり資産がともに膨らみ、逆に凪の局面では両方とも細る。
この会社をどう読むか
Siebert Financialの子会社一覧には、証券会社や保険代理店に混じってGebbia Mediaという名前が並ぶ。スポーツ・音楽タレントのマネジメントと映像制作を手がける会社で、証券会社の看板の下にタレント事務所が同居している。
老舗の対面証券として資産相談から株式売買まで幅広く抱え込む一方で、暗号資産関連の子会社を新設するなど、金融の外側にも手を伸ばし続けている。小さな規模で複数の畑を同時に耕す分、どの事業が収益を牽引するかは年によって入れ替わりやすい。
バランスシート (要約)
資産 $759M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $89M(12%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$22M
- 他の流動資産$704M
- 固定資産$32M
- 流動負債$661M
- 長期借入金$4M
- 短期借入金$960K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $94M
- 売上成長率
- 12.3%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 5.9%
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- 4.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $10M
- フリーCF
- $10M
- 営業CFマージン
- 10.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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