
SIF
SIFCO Industriesクリーブランドとオレンジの2工場に事業を集約し、鍛造から熱処理、化学処理、機械加工までを一つの会社の中で通す。2024年にイタリアのCBladeを売った判断も、この絞り込みの延長にある。
金属を高温で叩いて内部組織を密にする鍛造で、航空機エンジンや防衛機器の部品を作る。2ポンドから1200ポンドまで、粗い素形材から機械加工済みの完成部品や小組立まで請け負う。
鍛造は設備が重く、注文が細ると稼働率だけが落ちて固定費が残る。鋼やニッケル合金、チタンの値上がりも利幅を直に削り、契約によっては顧客に転嫁できない。
軍用と商業機の売上比率を釣り合わせることを長期の方針に掲げ、エネルギーや商業宇宙といった隣接市場を上乗せに使う。欧州事業の売却は、その本業回帰を形にした動きだった。
注文の出所は完成機メーカーとその一次二次の供給業者、それに補修部品の市場。AS9100DやNADCAPの認証を保ち、顧客の工場認定を維持できて初めて図面が回ってくる。
この会社をどう読むか
SIFCO Industries の2025年度は売上の56.5%が軍用で、47.6%だった前年度から商業機との比率が1年で入れ替わった。
背景にあるのは、2024年に手放したイタリアの鍛造子会社CBladeだ。1916年から続く叩いて鍛える技術を航空エンジンと防衛に寄せ直した会社で、設備が重いぶん注文が細れば稼働率の低下がそのまま固定費として残る。
バランスシート (要約)
資産 $73M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $37M(50%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$491K
- 他の流動資産$35M
- 固定資産$38M
- 流動負債$22M
- 長期借入金$51K
- 短期借入金$8M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $85M
- 売上成長率
- 6.5%
- 粗利率
- 12.5%
- 営業利益率
- 0.2%
- 純利益率
- −0.9%
- ROE
- −2.0%
- ROIC
- 0.3%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- —
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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