SII
Sprott何でも扱う大手と違い、貴金属と重要鉱物だけを、現物の信託から資源会社への融資、権利の買い取りまで一本の筋で並べている。131人の小所帯で$59.6Bを預かる身軽さも大手にはない形だ。
収入の柱は預かり資産に対する一定率の管理報酬だ。2025年末の運用資産$59.6Bのうち$51.8Bは金や銀、ウランなどの現物を抱える上場信託とETFで、平均の報酬率は0.4%前後にとどまる。
相場が反転すれば、投資家が逃げなくても預かり資産の時価が縮み、報酬は自動的に細る。ETFの手数料引き下げ競争が続くなかで、専業ゆえに他の資産へ逃がす先を持たない。
逆張りで気長に構えることを自ら掲げ、ウラン投資会社の買収のように扱う金属を一つずつ増やして専業の幅を広げてきた。稼いだ現金は配当で戻しつつ、規模を買う機会も探し続けている。
報酬が預かり資産の時価に比例する以上、金や銀、ウランの相場そのものが収入を決める。2025年に運用資産が$31.5Bから$59.6Bへ膨らんだのも、資金の流入と金属の値上がりが重なった結果だ。
この会社をどう読むか
Sprott は資産運用会社を名乗ってはいるが、預かっている$59.6Bの大半は保管庫に眠る金や銀、ウランの現物だ。株や債券を選んで当てる商売ではなく、金属を預かり、その時価に一定率をかけた額を報酬として受け取る。
だから2025年に運用資産が前年のほぼ倍になったのは、腕前というより金と銀の値上がりがそのまま乗った結果に近い。相場が下を向けば同じ仕組みが逆に働く、この増幅装置のような性格が Sprott の読みどころになる。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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