SILO
Silo Pharma一から化合物を探す研究所を自前で持たず、コロンビア大学やメリーランド大学の知的財産を借りて育てる開発モデルを取る。承認薬を持たないバイオが2025年8月に暗号資産の保有まで始めた点も珍しい。
承認薬も売上もない。看板のSPC-15はコロンビア大学から独占ライセンスを受けた鼻から入れるPTSD薬で、四つの候補はどれも大学の研究室から持ち込んだ知財が起点になっている。
四つの候補を並行させる分だけ限られた資金が分散しやすく、どれか一つでもつまずけば株価への打撃は大きい。人に投与する段階に届かないまま時間が過ぎれば、増資に頼るほかなく持ち分の希薄化が進む。
四つの候補それぞれでライセンス元の大学と連携しながら試験を進め、承認前の段階らしく増資で開発資金をつなぐ。暗号資産の保有はビットコインやイーサリアムなど複数銘柄に分散し、規模も抑えている。
SPC-15を2026年のIND申請まで運べるか、ライセンス元の大学との関係を保てるか、そして試験を続ける現金が尽きないか。2025年8月に始めた暗号資産の保有は$221,817程度で、業績を動かす大きさではない。
この会社をどう読むか
Silo Pharmaは自前で化合物を探さない。PTSDを狙うSPC-15はコロンビア大学、多発性硬化症を狙うSPU-16はメリーランド大学と、四つの候補はすべて大学の知的財産を導入して育てたものだ。
慢性痛と線維筋痛症に向けたケタミン徐放インプラントSP-26を含め、人に投与する段階まで届いた候補はまだ一つもない。2025年8月からビットコインなどの保有も始めたが規模は小さく、株価を決めるのは依然として試験の行方だ。
バランスシート (要約)
資産 $8M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $6M(83%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$5M
- 他の流動資産$3M
- 固定資産$217K
- 流動負債$650K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $72K
- 売上成長率
- 0.0%
- 粗利率
- 38.6%
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −67.0%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$5M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- −6464.9%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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