SINT
Sintx Technologies完成した器具を売るのではなく、素材そのものを売り物にする点が整形外科メーカーと立て付けから異なる。粉末の配合から焼結、仕上げまでをFDA登録済みの自社工場でこなすため、採用先の要求に合わせて材料側から作り替えられる。
ソルトレイクシティの自社工場で窒化ケイ素の粉末を配合し、焼結させて部品に仕上げる。仕上げた素材や部品を医療機器メーカーへ卸すほか、電気・航空宇宙向けの工業部品としても出荷している。
股関節や膝、脊椎の医療機器市場はすでに金属やポリマーが定着しており、素材の切り替えには医師と保険者の双方を説得する時間がかかる。売上規模が小さいまま外部資金でつなぐ間は、株式の希薄化が続きやすい。
まだ還元を語る段階になく、認可の取得と工場の稼働率へ資源が向いている。2025年10月の足と足首の器具の認可のように、脊椎に偏っていた実績を隣の術式へ押し広げる動きが続く。
採用してくれる医療機器メーカーが増えるかどうか、そして脊椎の外側でFDAの認可を重ねられるかで先行きが決まる。研究開発費と工場の維持費は、いまも株式市場からの調達で賄っている。
この会社をどう読むか
窒化ケイ素という耳慣れないセラミックを、1996年からひたすら焼き続けてきた会社である。骨になじみやすく細菌が付きにくいという性質を強みに、体に埋める金属部品の置き換えを狙ってきた。
脊椎の固定具として2008年から人体に使われてきた実績を土台に、2025年10月には足と足首の再建手術向けの器具でFDAの認可を得た。粉末から部品までを一貫して作れる工場は強みだが、定着した金属を置き換えるには時間がかかる。
バランスシート (要約)
資産 $10M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3M(31%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$4M
- 他の流動資産$2M
- 固定資産$4M
- 流動負債$4M
- 短期借入金$7K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1M
- 売上成長率
- −64.7%
- 粗利率
- 45.3%
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −353.8%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$9M
- フリーCF
- −$9M
- 営業CFマージン
- −841.9%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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