SKYW
SkyWest受託運航で全米最大の機材と乗務員の規模を持ち、大手が自前で持つより安く確実という存在意義が最大の強み。固定料金の契約は燃料と需要の波を遮断し、航空株の中では異例の安定をもたらす。地方と大都市をつなぐ空の毛細血管を一手に握る立ち位置にいる。
大手航空会社と結ぶ固定料金の運航契約が収益の柱。小型ジェット機で地方都市と拠点空港を結び、便数と飛行時間に応じた料金を受け取る。燃料費も座席の売れ行きも大手側の負担で、同社は機材と乗務員を提供する。保有する機体を他社に貸すリース収入も加わる。運航の確実さと機材の稼働で稼ぐ構造になっている。
収益のほぼ全てが少数の大手との契約に依存し、契約の縮小や内製化は土台を揺らす。操縦士不足は便数の供給を直接縛り、賃金の急騰は固定料金の利幅を削る。大手の経営悪化は委託の見直しに波及する。地方路線の構造的な縮小も長期の重しになる。
配当を出さず、現金を機材の取得と自社株買いに振り向ける経営。操縦士の採用と定着への投資を最優先し、便数の回復を急ぐ。契約の料率と機材の稼働を磨き、受託の規模の利を固める方針が特徴になっている。
大手との契約継続と、操縦士の確保、地方路線の維持に依存する。大手航空会社が地方路線の外部委託を続けるか、操縦士の不足と賃金上昇をこなして便数を戻せるか、小型機の機材を確保し更新できるか、そして契約の料率改定が費用の上昇を映すかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $7.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.7B(37%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$123M
- 他の流動資産$969M
- 固定資産$6.3B
- 流動負債$1.7B
- 長期借入金$1.8B
- 短期借入金$547M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・FCF/有利子負債 (自由に使える現金で借金の何割を1年で返せるか)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $4.1B
- 売上成長率
- 15.0%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 15.2%
- 純利益率
- 10.6%
- ROE
- 15.6%
- ROIC
- 9.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $940M
- フリーCF
- $908M
- 営業CFマージン
- 23.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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