全国区の大手銀行のように多様な収入源を持たず、農業向けの与信を独立した区分として管理するほど地域に根を張っている点が、この銀行の輪郭を作っている。
地域の個人や中小企業、農家から預金を集め、住宅や商業用不動産、農業向けの融資に振り向ける。融資と預金の金利差が収入の中心で、農業向けの与信を独立した区分として管理している点に土地柄が表れている。
地域や農業に融資が集中している分、天候不順や農産物の相場の下落が焦げ付きに直結しやすい。金利が急に動けば、保有する債券の評価と貸出の利ざやの両方が揺れる。
買収を重ねて営業地盤を広げつつ、地域に根ざした関係を保つ経営を続けている。金利の変動局面でも、地元での融資量と資産の質を保つことを優先している。
地域の金利差をどれだけ確保できるか、融資の量を保てるか、そしてミズーリ州を中心とする地域経済や農業の収益が安定しているかに業績が結びつく。
この会社をどう読むか
多くの銀行が12月に年度を締める中、Southern Missouri Bancorpの決算は6月末で終わる。この暦のずれは些細に見えるが、ミズーリ州を中心とする地域に根を張り、独自のリズムで営業を続けてきた地方銀行らしさの表れでもある。
住宅ローンや商業用の不動産に加えて、農業向けの与信を独立した区分として管理していることが、この銀行の性格をよく表している。地域や特定の業種に融資が集まる分、天候や農産物相場の波が、そのまま貸し倒れの増減に跳ね返りやすい。
バランスシート (要約)
資産 $5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $545M(11%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$193M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 10.8%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $82M
- フリーCF
- $75M
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $10M
- 配当性向
- 17.7%
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