SMTK
SmartKem上海交通大学と共同で、曲面でも指紋を読み取れる有機トランジスタの生体センサーを開発するなど、ディスプレイ以外の応用にも研究の手を伸ばしている。
マンチェスターの拠点で調合したTRUFLEXインクを、MicroLEDや折り曲げ可能な有機ELを作る企業へ売る。2025年1月には共同開発先のChip Foundationへ初めて材料を出荷し、四枚のMicroLEDを束ねた「MiP4」を台湾の展示会で公開した。
確立したシリコン系材料からの置き換えは進みが遅く、収入は乏しいまま研究開発費がかさむ。資金は増資に頼り、株式の希薄化が続きやすい。
英国で材料を調合し、台湾には顧客の近くで応対する技術支援の拠点を置く分業を敷く。2026年には事業戦略そのものの見直しを表明し、扱う材料を入れ替える可能性まで検討の対象に含めた。
顧客であるディスプレイメーカーが量産ラインでこのインクを採用するかどうかに尽きる。台湾の工業技術研究院との共同開発と、新竹に置いた技術支援の拠点が、その採用判断まで届くかを決めている。
この会社をどう読むか
SmartKemが出荷しているのは、チップでも装置でもなく液体だ。マンチェスターの研究所で調合した半導体インクを100mlから数リットルの容器に詰め、ディスプレイを作る会社へ送っている。
低い温度で印刷できるので既存の製造ラインをそのまま使え、曲面や折り曲げにも耐える回路が作れる点が売りになる。ただし量産採用の実績はまだ薄く、2026年初めには保有特許を第三者へ渡して40件の営業秘密だけを手元に残す再編に動いており、事業の重心が定まりきっていない。
バランスシート (要約)
資産 $2M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$374K
- 他の流動資産$1M
- 固定資産$787K
- 流動負債$6M
この判定で見た指標: 自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $697K
- 売上成長率
- 750.0%
- 粗利率
- 61.0%
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$8M
- フリーCF
- −$8M
- 営業CFマージン
- −1109.9%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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