SPAI
Safe Pro Group地面を人が歩いて探す代わりに、上空から撮った映像で危険物の位置を割り出す。ソフト専業の防衛テック企業と違い、防弾製品という物理的な製造まで自社で抱えている。
中核はSafe Pro AI部門の「SPOTD」という解析エンジンで、AWSのクラウドか現場の端末上でドローン映像を処理する。危険物らしき物体を検知して精度の高い地図に落とし込み、軍の指揮通信システムと連携する形でも納品する。ここにドローンの運用受託と、防弾製品の製造という別種の二事業が並ぶ。
買収で寄せ集めた三つの部門は性格がばらばらで、どれか一つの不調が全体の評価を引き下げやすい。顧客が軍と政府に偏る分、予算の削減や紛争情勢の変化がそのまま受注に響き、実績の蓄積もまだ薄い。
政府と商用の両分野を渡ってきた経営陣と専門家を集め、買収で三つの部門を組み立ててきた。いまは解析技術を実戦で証明し、それを契約に変えていく段階に力を割いている。
軍や政府機関、NGOからの契約が取れるかと、AIの検知精度が実際の現場で通用するかで先が決まる。人が歩いて探していた作業を機械が代われる、という前提の上に立つ事業だ。
この会社をどう読むか
Safe Pro Groupは2021年12月にデラウェア州で設立され、三つの会社を買い集めることで形になった。
核はドローン映像をAIで解析し、地雷や不発弾のような小さな物体を見つけ出す「SPOTD」というソフトだ。そこにドローンの運用受託と防弾製品の製造が並び、ソフトとハードが一つの会社に同居している。買って束ねた事業ゆえに三つの性格はそろわず、顧客も軍や政府に偏るため、契約が取れるかどうかで業績が大きく振れる。
バランスシート (要約)
資産 $19M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $18M(93%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$17M
- 他の流動資産$1M
- 固定資産$1M
- 流動負債$1M
- 長期借入金$146K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $607K
- 売上成長率
- −72.0%
- 粗利率
- 33.3%
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −80.8%
- ROIC
- −64.3%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$6M
- フリーCF
- −$6M
- 営業CFマージン
- −1024.7%
- 現金ランウェイ
- 約3年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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