SPRC
SciSparc承認を取りに行く製薬会社から、他社の株を握って関与する側へ、2025年のうちに性格ごと入れ替わった。いま評価されるのは自社の薬の進み具合ではなく、握った持分の中身だ。
自社で薬を売る段階には届いておらず、手放した資産の対価として受け取った株式や新株予約権の値打ちが、会社の価値をほぼ決めている。
統合を進めていたAutoMaxは、イスラエル証券監督局と警察の捜査で幹部が逮捕され、取引は成立しなかった。持分先が増えるほど、どの会社の成否が自社の値打ちを決めているのか外から見えにくくなる。
開発資産を他社へ移し、対価に得た株式と新株予約権を通じて経営に関わり続ける、持株会社に近い動き方を取る。役員が投資先の取締役を兼ねる例も多い。
持分を握るNeuroThera LabsとNexentisの開発がどこまで進むかに懸かる。持分を保つための追加出資を続けられるかも効く。
この会社をどう読むか
SciSparcはもともと、大麻に由来する成分を土台に脳や神経の病の薬を開発するイスラエルの会社だった。2025年10月、臨床段階の開発資産をカナダTSXV上場のMizaへ移し、Mizaは社名をNeuroThera Labsへ改めた。SciSparcは対価として、その約75%を握る側に回っている。
似た組み替えはもう一件ある。保有していたMitoCareXの持分をNexentisへ売り、現金とNexentis株を受け取って、ここでも約75%を握った。薬を自ら世に出す会社から、複数社の株を通じて成果を待つ会社へ。買う側は、薬そのものではなく、この持分の束を買っていることになる。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
SPRC の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…