SQNS
Sequans Communications自分たちが育てたMonarchとCalliopeの権利を最大の競合へ譲り、それでも同じ製品を売り続けながら次を作る。半導体設計会社としては珍しい形で、当面の強みは技術の新しさよりも顧客への近さになる。
工場を持たず、電力や水道のメーター、物流の追跡といった機器向けの通信チップとモジュールを設計して売る。2024年にはその4G技術の中心をクアルコムへ$200Mで譲り、$153.1Mの売却益で通期を黒字にした。
2024年の黒字は技術売却による一度きりの利益で、本業だけを見れば赤字が続いている。次世代品の立ち上がりが遅れれば、身軽になった財務もすぐに痩せていく。
2025年には調達した資金でビットコインを買い込み、2026年5月にはそれを売って社債を全額返した。本業回帰と言えば聞こえはよいが、方針が短い期間で大きく振れる経営であることは覚えておきたい。
手元に残した4G製品と、これから出す低消費電力の5G向けチップが、どれだけ機器に採用されるかで決まる。売却先のクアルコムが同種の製品を売っているため、顧客支援の手厚さで差をつけられるかも効いてくる。
この会社をどう読むか
Sequans Communicationsは、フランスに本社を置く、工場を持たない通信半導体の設計会社だ。手がけるのは、電力メーターや物流タグのように、通信量は少ないが電池を何年も持たせたい機器向けのチップである。
2024年に主力の4G技術をクアルコムへ売り、その一度きりの利益で通期を黒字にした。翌2025年には手にした資金でビットコインを買い込み、2026年5月に売却して社債を全額返している。派手な寄り道の末に残ったのは、身軽な財務と、主力技術を競合に譲ったままの本業だ。次の5G向け製品が売れるかどうかが、そのまま会社の命運になる。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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