
SRFM
Surf Air Mobilityハブ空港を経由させず、地方の滑走路同士を直接つなぐ路線網を持つ。傘下のSouthern Airwaysは定期便数で見た米国最大のセスナ・グランドキャラバン運航会社で、電動化した機体を自前の路線でそのまま試せる。
中西部からハワイまで、大きなハブを介さず地方空港同士を直接結ぶ定期便と、必要な時だけ飛ぶチャーター便の運賃が収入になる。2025年は30万人超を運び、便数は約6万2千回だった。傘下のSouthern Airwaysは連邦政府と多年契約を結び、過疎地の路線を維持する補助制度の下でも飛んでいる。
一便あたりの座席が少なく、運賃だけでは飛ばす費用を賄いにくい。燃料高や人件費の上昇はその薄い採算をすぐに削る。手元資金は増資で継ぎ足してきたため、株数は増え続けている。
定期便の稼働率を上げながら、電動化にかける開発費をどこまで絞れるかを同時に見ている。大型買収には出ず、すでにある路線網の中で新しい機体と自社製の運航ソフトを試す進め方をとる。
採算は一便に何人乗るかで決まる。燃料代と、地方空港で操縦士や整備士を確保できるかどうかが、その一便の重さを変える。政府の過疎地路線補助が細れば、赤字を承知で維持してきた路線から順に苦しくなる。
この会社をどう読むか
2023年、西海岸の会員制チャーター便Surf Airと東海岸の通勤航空Southern Airwaysが一つになった。それがSurf Air Mobilityで、合流はそのままニューヨーク証券取引所への上場につながっている。
収入の大半は今も、中西部からハワイまで広がる路線網の定期便とチャーター便が支える。そこに機体の電動化という長い技術開発を同じ屋根の下で抱えており、開発した機体を自分の路線で飛ばして確かめられるのがこの会社の形だ。
バランスシート (要約)
資産 $132M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$13M
- 他の流動資産$18M
- 固定資産$101M
- 流動負債$134M
- 長期借入金$14M
- 短期借入金$3M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・FCF/有利子負債 (自由に使える現金で借金の何割を1年で返せるか)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $107M
- 売上成長率
- −10.8%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −72.1%
- 純利益率
- −103.8%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$64M
- フリーCF
- −$70M
- 営業CFマージン
- −60.2%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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