SRG
Seritage Growth Properties物件を仕入れて育てる普通の不動産会社と、目的の向きが逆になっている。全米に広がっていた保有物件が10件まで減ったこと自体が、計画の進み具合を示す目盛りになる。
収入は保有不動産の売却代金。2015年にシアーズから物件を買って貸し戻す形で始まったが、2018年の同社の破綻で計画は崩れ、2022年にREITの資格を返上した。
不動産市況や金利が悪ければ、安値で手放すことになり株主の取り分が減る。共同保有の物件は自社だけでは売れず、時期が読みにくい。10件まで絞られた今は、1件ごとの結果が全体の成否に直結する。
新規投資の判断はもう出てこない。仕事は売却条件を詰め、代金で借入を返し、残りを株主へ配るという清算の実務に絞られている。
残り10件をいくらで売れるか、その代金で借入をどこまで返せるかに尽きる。5件は単独保有だが、残る5件は他社との共同出資のため、売る判断には相手の合意が要る。
この会社をどう読むか
2015年、Seritage Growth Propertiesはシアーズの不動産を$2.7Bで買い取り、そのまま貸し戻す形で発足した。建て替えと再開発で価値を上げる会社になるはずだった。
2018年にシアーズが破綻して計画は崩れ、2022年にはREITの資格も返上した。2025年末で残る物件は10件。どこまで高く売って借入を返し、株主にいくら残せるかという一点に、この会社の価値は集まっている。
バランスシート (要約)
資産 $394M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $331M(84%)。
おおむね健全。同業の平均並みの水準
- 現金・現金同等物$48M
この判定で見た指標: 自己資本比率。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $18M
- 売上成長率
- 3.3%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$35M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- −191.7%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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